オオツボ テンペイ   Tempei Otsubo
  大坪 天平
   所属   医学部 医学科(附属足立医療センター)
   職種   教授
論文種別 総説
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
招待の有無 招待あり
表題 【残遺する症状はどこまで回復するか】全般不安症/全般性不安障害の残遺症状とそれへの対策
掲載誌名 正式名:精神科治療学
ISSNコード:09121862
掲載区分国内
出版社 (株)星和書店
巻・号・頁 30(6),753-760頁
著者・共著者 大坪 天平
発行年月 2015/06
概要 全般不安症/全般性不安障害(GAD)はもともと残遺カテゴリーから出発し、「心配(予期憂慮)」を中心症状とする独立カテゴリーとして再構築された。しかし「心配」は他の精神疾患や身体疾患でも多く見られるし、GADと他の精神疾患の併存率は高く、GAD診断の意義が大きく揺らいでいる。「GADはうつ病の前駆症状あるいは残遺症状ではないか」、あるいは「ただの増悪因子や重症度指標ではないか」との意見もある。ここでは、GADの残遺症状とそれへの対策を述べなくてはならないが、残遺症状とは寛解した段階で初めて判断できるものである。GADのような慢性不安障害がどの程度寛解すものなのか、情報はまだ少ない。ここでは、GAD診断の問題点を含め、GADの転帰、寛解、残遺症状とその対応に関して述べる。(著者抄録)
文献番号 2015274249