イナダ ケン
INADA Ken
稲田 健 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 非常勤講師 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 【統合失調症治療における薬物療法の位置づけ】 薬物で統合失調症の回復を図るとはどういうことか |
掲載誌名 | 正式名:医薬ジャーナル |
巻・号・頁 | 47(1),87-91頁 |
著者・共著者 | 稲田健, 石郷岡純 |
発行年月 | 2011/01 |
概要 | 統合失調症の治療は、社会機能の回復を図ることが目標であり、そのための治療手段として、薬物療法と心理社会的治療を包括的に行う。薬物療法と心理社会的治療は、それぞれドパミン仮説とストレス脆弱性仮説という別々の理論に立脚し、研究発展してきた。近年、これらの仮説を統合し、レジリアンスモデルが提唱されている。このモデルに従えば、統合失調症の薬物療法を行うことは、ストレス対応システムである脳内ドパミン神経伝達を調節し、患者本来の機能を回復させ、精神病状態から回復することを援助していると解釈できる。(著者抄録) |