イナダ ケン
INADA Ken
稲田 健 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 非常勤講師 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 【第二世代抗精神病薬の持効性注射製剤の意義】 Risperidone持効性注射剤の有効性と安全性 国内における臨床試験の結果から |
掲載誌名 | 正式名:臨床精神薬理 ISSNコード:1343-3474 |
巻・号・頁 | 12(6),1095-1102頁 |
著者・共著者 | 稲田健, 石郷岡純 |
発行年月 | 2009/06 |
概要 | Risperidone持効性注射剤(Risperidone Long Acting Injection:RIS-LAI)のわが国における臨床試験成績について概観した。臨床試験は、24週間の短期投与試験と、その後48週間の継続試験が行われた。対象は統合失調症と診断された205例で、83例が長期試験にも参加した。病状の程度としては、中等度以上の病状であるが、比較的安定した被験者が対象となった。両試験の結果から、RIS-LAIはrisperidone経口薬と比較して、有効性・安全性ともに劣るものはなく、RIS-LAI群の中止率は低く、従来の持効性抗精神病薬で問題となった注射部位反応は大幅に改善されていた。RIS-LAIはわが国で初めての第二世代抗精神病薬の持効性注射剤として、統合失調症の維持治療における薬物療法の新たな選択肢になりうると考えられた。(著者抄録) |
文献番号 | 2009228195 |