イシタ タケシ   Takeshi Ishita
  石多 猛志
   所属   医学部 医学科(附属八千代医療センター)
   職種   助教
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
表題 術前化学療法が奏効し根治切除可能となった肝内転移・リンパ節転移陽性細胆管細胞癌の1症例
掲載誌名 正式名:Liver Cancer
ISSNコード:13411926
掲載区分国内
出版社 (株)アークメディア
巻・号・頁 23,11-15頁
著者・共著者 片桐 聡, 倉持 英和, 向山 美々, 濱野 美枝, 石多 猛志, 毛利 俊彦, 今西 啓, 平井 栄一, 鬼沢 俊輔, 太田 正穂, 中村 努, 有泉 俊一, 古川 徹, 中野 雅行, 新井田 達雄, 山本 雅一
発行年月 2017/11
概要 症例は55歳、男性。検診で肝臓の異常を指摘、前医にて肝癌と診断され来院された。CT、MRIにてS4/5に6cm大の腫瘍を認め、MF型の肝内胆管癌と診断した。S4に多発肝内転移とNo3、7、8a、8p、13番に多発リンパ節転移を認め、PETにて集積を確認した。根治切除不能と診断し、GEM+CDDPによる化学療法を8クール施行した。主腫瘍は4cmに縮小し、肝内転移はCR、リンパ節転移はPRとなった。拡大左葉尾状葉切除+肝外胆道切除再建+肝十二指腸間膜・膵頭周囲・胃小彎リンパ節郭清を施行した。病理は細胆管細胞癌、vp1 vv0 im0でNo8a、12bの2個がリンパ節転移陽性でCur Bであった。EMA染色陽性で、腫瘍中央部は線維性瘢痕組織に置換されており、変性癌細胞が島状に残存していた。S1による後療法を施行し、1年が経過したが再発は認めていない。肝内転移とリンパ節転移がある細胆管細胞癌に化学療法が奏効し、根治切除を導入できた症例を経験したので報告する。(著者抄録)
文献番号 2018296390