イシタ タケシ   Takeshi Ishita
  石多 猛志
   所属   医学部 医学科(附属八千代医療センター)
   職種   助教
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
表題 Upside down stomachを呈した巨大食道裂孔ヘルニアに対し腹腔鏡下修復術を施行した1例
掲載誌名 正式名:千葉医学雑誌
ISSNコード:03035476/24334243
掲載区分国内
出版社 千葉医学会
巻・号・頁 92(2),39-43頁
著者・共著者 飯野 高之, 大城 崇司, 石多 猛志, 石井 雅之, 大石 英人, 新井田 達雄
発行年月 2016/04
概要 症例は86歳女性。食思不振,繰り返す嘔吐を主訴に近医受診し,腹部単純レントゲン写真にて縦隔内に異常ガスを指摘され当科紹介となった。上部消化管内視鏡を用いて整復後も症状の改善を一向に認めず,精査加療目的に入院。胸腹部造影CTにおいて左右の横隔膜脚が拡がった形の巨大な食道裂孔ヘルニア内に全胃,一部大網の縦隔内脱出を認めた。胃は臓器軸性に捻転を呈しており,手術適応と判断し,修復術を行った。縦隔内ヘルニア嚢の癒着は高度であり,胃,大網,小腸が幾重にも重なっており,剥離に難渋した。脱出臓器還納後,左右の横隔膜脚の縫縮を行った。介在する横隔膜脚は脆弱であり,トリミングしたVentralight STで補強後,穹窿部の固定を行い,手術を終了とした。術後経過は良好で,現在のところ再発は認めていない。今回我々は巨大な食道裂孔ヘルニアに対する腹腔鏡下修復術を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する。(著者抄録)
文献番号 2016251946