イシタ タケシ   Takeshi Ishita
  石多 猛志
   所属   医学部 医学科(附属八千代医療センター)
   職種   助教
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 慢性便秘により巨大な直腸穿孔をきたした1例
掲載誌名 正式名:日本外科系連合学会誌
ISSNコード:03857883/18829112
掲載区分国外
出版社 日本外科系連合学会
巻・号・頁 40(1),102-106頁
著者・共著者 石多 猛志, 大石 英人, 飯野 高之, 佐藤 拓也, 濱野 美枝, 中村 努, 新井田 達雄
発行年月 2015/02
概要 症例は75歳女性.普段より便秘気味で5日間の無排便期間の後に大量の排便を認めた後に下血を生じたため当院救急外来受診となった.診察時臍周囲の軽度圧痛を認めるも,腹膜刺激症状なく腹部レントゲンにても特に所見を認めなかった.しかし腹部造影CT(computer tomography)にて直腸(Rb)背側に巨大な穿孔部認め緊急手術となった.開腹時腹腔内に汚染認めず,穿孔部も認めなかった.S状結腸にて人工肛門造設し,穿孔部が巨大なため経肛門的に直腸内ドレーン留置の方針となった.術後画像検査にても穿孔部から周囲への炎症の広がりを認めなかった,術後11日目に直腸内ドレーン抜去して術後17日目に退院となった.直腸穿孔は稀な疾患であり,緊急手術にてHartmann手術もしくは,穿孔部単純閉鎖後人工肛門造設を行うことが多い.直腸穿孔に対して人工肛門造設行い,経肛門的直腸ドレーンにて症状軽快した1例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.(著者抄録)
文献番号 2015308087