カコガワ ジユン
  水主川 純
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   教授・基幹分野長
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 【静脈血栓症】術前下大静脈フィルター留置時に造影剤でアナフィラキシー様ショックを呈した一例
掲載誌名 正式名:関東連合産科婦人科学会誌
ISSNコード:21860610/21860629
掲載区分国内
出版社 (一社)関東連合産科婦人科学会
巻・号・頁 49(1),169-173頁
著者・共著者 大垣 洋子, 水主川 純, 大西 賢人, 木村 直樹, 福田 友彦, 中西 美紗緒, 折戸 征也, 桝谷 法生, 定月 みゆき, 五味淵 秀人, 箕浦 茂樹
担当区分 2nd著者
発行年月 2012/03
概要 62歳女。約1年間持続する腹部腫瘤感を主訴に受診し、卵巣腫瘍を指摘された。経腟超音波検査断層法で、右卵巣に多房性腫瘍を認めた。腫瘍マーカーはCA19-9の軽度高値を認めた。骨盤造影MRI検査では、右卵巣由来と考えられる多房性嚢胞性腫瘤を認め、右卵巣の境界悪性腫瘍を疑った。下肢静脈造影CT検査を施行し、右下腿ヒラメ筋のDVTを認めた。全身麻酔後にIVCフィルター留置術を施行した。その後、血圧低下、経皮的酸素飽和度低下、全身の皮膚紅潮を認め、心救命処置を行った。約10分間でバイタルサイン、心電図波形とも安定し、挿管下に集中治療室へ入室した。また、IVCフィルター留置に伴い、ヘパリンナトリウムの持続点滴を開始した。腹式単純子宮全摘術および両側付属切除術を施行した。経過は順調で、術後12日目に退院した。摘出した右卵巣腫瘍の病理診断はmucinous cystadenomaであった。
文献番号 2012236976